ボケ味のある写真をひたすら絞り優先のAvモードで撮ってみる【ボケ感】
この記事では、一眼カメラで簡単にボケ味のある写真の撮り方を知ることができ、絞り優先のAv(またはA)モードで撮ったボケ味のある写真を見ることができます。
ポートレートや花とかを撮るときのボケ感の出し方を教えてください!
しか
それなら、露出モードの設定を絞り優先の「Avモード」にすると良いよ!
かめこ
Avモード?
いつもPモードを使ってるんですけど、Avモードだと何か違うんですか?
しか
Avモードだと、簡単にボケ味のある写真が撮れるから使ってみると良いよ!
かめこ
ということで、Avモード(メーカーによってはAモード)を使ってボケ味のある写真を撮っていきます!
目次
まずは絞り優先モード(またはA/Avモード)
画像はCanonのカメラ本体です。
ダイヤルを回してAvに合わせましょう!
ちなみに絞り優先モードの表記は、カメラメーカーによって異なります。
- Canon:Avモード
- Nikon/Sony/オリンパス:Aモード
- パナソニック:Aモード(もしくはAEモード)
もちろん表記が違うだけで内部では絞り優先モードに変わりないです。
【画像あり】撮ってみるとこんな感じ
お花の画像を撮ってみました!
この写真の絞り値(F値)は10だよ。
かめこ
若干背景がボヤけていい感じですけど、もっとボカしたいなぁ
しか
じゃあもっと絞りを開放してみよっか。
次は絞り値を5にして撮ってみるね!
かめこ
そそ! そんな感じに撮りたかったんです!
しか
おぉ! それなら良かったよ。絞り値を変えるだけだから、絞り優先モードはカメラ使いたての人に優しい設定だね。
ちなみに絞り値を最大まで絞って撮ってみると、こんな感じだよ↓
かめこ
背景までくっきり見えて、これはこれでキレイに撮れて好きです!
絞り値を変えるだけでこんなに変わっちゃうんですね。
しか
でしょ!
Pモードだと、シャッタースピードや絞り値の設定をすべてオートでやっちゃうから単調な写真に見えるかもしれないね。そこを絞り優先モードに変えて撮ると、いつもと違う視点でカメラを楽しむことができるよ!
かめこ
というように、絞り値を変えるだけで写真の印象は180度ガラッと変わります。
おぉー! じゃあ絞り優先モードでさっそく撮りにいきます!
しか
待って!
その前に絞り優先モードでボケ感を出すにはコツがあるから教えるね。
かめこ
絞り優先モードでのボケ感の出し方
絞り優先モード(A/Avモード)で、ボケ味のある写真を撮るには以下の2つの要素を上手に使う必要があります。
- 絞り値(F値)
- フォーカスリング
順番に詳しく解説していきますね。
絞り値の設定方法【画像ありで解説】
絞り値は、カメラに入る光の量を制限(調整)します。
※詳しくは長くなるので別記事で語ります。
ボケ感を出すためには、絞り値を開放する必要があります。
わかりづらいです。開放とかじゃなく数値で言った方がわかりやすいと思います。
しか
カメラの専門用語だからわかりづらいよね。。
ボケ感を出すには、絞り値(F値)の数値を小さくしてね。
かめこ
絞り値の数値が小さい(絞りを開放)
絞り値の数値が大きい(絞りを絞る)
絞り値が小さい写真は背景がボケているのが分かるかと思います。逆に絞り値が大きい写真はボケ感のない写真で人が目で見たのに近いように見えます。
他にも被写体別に、絞り値を変えた写真を数枚撮ってみました!
かめこ
絞り値の数値が小さい(絞りを開放)
絞り値の数値が大きい(絞りを絞る)
絞り値の数値が小さい(絞りを開放)
絞り値の数値が大きい(絞りを絞る)
絞り値の数値が小さい(絞りを開放)
絞り値の数値が大きい(絞りを絞る)
人や花(ブツ)のような写真に比べ、街並みを見渡すような風景写真ではあまり絞り値を変えてもボケ味は変わらないように見えます。
ボケ味を意識して写真を撮影するときは、近中距離のポートレートやブツ撮り、スナップ写真に向いていることを覚えておいてくださいね。
フォーカスリングの使い方【画像あり】
ふぉーかすりんぐ?
何ですかそれ?
しか
フォーカスリングは、レンズの先端付近にあるピントを調整するリングで、焦点をほんのちょっと前後させたいときに使う機能だよ!
AFでピントを合わせるときはあまり使わないけど、MFでピントを合わせるには必須ともいえる機能だから念のために覚えとくといいかな。
かめこ
上の写真のリングを、くるくる回してピントを微調整します。
フォーカスリング(またはピントリング)は、ピントを合わせた焦点を微妙に前後させて、よりくっきりピントを合わせることができます。くっきりとピントを合わせることで、背景のボケ感もまた違った味わいになります。
普段AF(オートフォーカス)だけで撮っていると、特にリングを触る必要はありません。絞り優先モードやMFでピントを合わせるのに使うのが一般的です。
かめこ
一眼カメラを使い慣れている人の多くは、シャッターを切る直前にクルクル回している姿が見れるので身近にいるカメラの先生を観察してみると良いかもしれませんね。
絞り優先モードで撮るのに適した被写体
ここでは、絞り優先モードでボケ感を出すのに適した被写体を教えます。
絞り値(F値)だけを調整して被写体を撮るのは「ボケ味」を意識した写真がほとんどです。
そのため、ボケ味を出すのは動きのない被写体が適しています。
動きのない被写体の例
- 人物(ポートレート)
- 花(ブツ)
- スナップ
静止している被写体には強いけど、走っている車や動きの激しいスポーツなんかにはあまり向いていないモードです。
かめこ
「どう設定するんだっけ?」とならないように、事前に設定してから出かけるか、後から見返せるように記事のブックマークをしておくと良いです。
【まとめ】カメラを使うのが楽しくなる絞り優先モード
ボケ味を上手く出す絞り優先モード(A/Avモード)について話しました。
絞り優先モードは、絞り値(F値)のみをあなた自身が調整し、ボケ味が良い感じに出た写真を撮ることができます。
ボケ味を調整する要素は以下の2つ
- 絞り値(F値)
- フォーカスリング
絞り値はより小さくすることで、背景がボケます。フォーカスリングはピントを微調整しボケ具合を調整すること可能です。
絞り優先モードでは上記の2つが重要なので、覚えてくださいね。
ボケ感の出し方が慣れるまでは絞り優先モードでひたすら撮るのをおすすめします。
かめこ
私もさっそく絞り優先モードでカメラを触ってみますね!
しか
それでは、絞り優先モードでボケ味のある写真を撮影していきましょう!