絶対に失敗しないカメラレンズの選び方|Part1
カメラボディを選ぶのと同じくらい「レンズの選び方が重要」です。
カメラレンズもカメラボディと同様に高価な買い物になります。せっかくレンズを買ったのに、思い描いていた良い写真が撮れない・・・orz
それに、いざレンズを買ってみたら「カメラボディに合わなかった!」そんなことも実際あります。
レンズは決して安い買い物ではないので、失敗したくないですよね。
そこで、今回は「絶対に失敗しない!」あなたに合ったカメラレンズの選び方を丁寧に教えていきます。
カメラ初心者の人には必見の情報なので、レンズ選びに失敗しないよう最後まで見てくださいね。^^
目次
【はじめに】レンズ選びで絶対に注意するべきたった1つのポイント
本格カメラで写真を撮ることを始めた初心者が、絶対に注意しなくてはいけないポイントが1つあります。
カメラレンズは、同じメーカーのカメラボディにしか付けられない
カメラボディとは違うメーカーのレンズを付けようとしても、マウント(装着)することができません。
つまり、あなたが持っているカメラボディに合わせてレンズを購入しないといけないということです。
【例外ケース】オリンパスとルミックスはレンズ互換あり
CanonやNikon、FUJIFILMといった様々なメーカーで、カメラボディ・カメラレンズがあります。
が、
1つだけ例外ケースがあるんです。
その例外は、オリンパス(OLYMPUS)とルミックス(LUMIX)の2つのメーカーです。
オリンパスのカメラボディにルミックスのレンズを取り付けることが可能となります。同様にルミックスのカメラボディにオリンパスのレンズをつけることも可能です。
この2つのメーカーは「マイクロフォーサイズ」といったマウント規格を扱っています。
マイクロフォーサイズの規格は、現在日本のメーカーではオリンパスとルミックスの2社のみです。
なので、マイクロフォーサイズのレンズをキヤノン(Canon)やニコン(Nikon)のカメラボディには取り付けることができません。このことを覚えておいてくださいね。
レンズの種類
カメラレンズは大きく分けると4つに分類されます。
- ズームレンズ
- 単焦点レンズ
- マクロレンズ
- 魚眼レンズ
初心者にとって初めに選ぶべきカメラレンズは「ズームレンズ」「単焦点レンズ」がよく勧められます。
ですが、カメラレンズにはそれぞれの特徴がありますので、まずは各レンズでどんな被写体をとらえ写真が撮れるのか見ていきましょう!
各カメラレンズの特徴
ズームレンズの特徴
- ズーム機能で焦点距離を変えられる
- レンズによってはズームすることで画質が落ちるものもある
- 構成レンズが多いためレンズの大きさ・重量がある
ズームレンズは、その名の通りズームが可能なレンズです。
つまり、自分が動かなくても被写体のピント(焦点)を合わせることができる使い勝手の良いレンズ。
被写体との距離をあまり意識しなくてもピントを合わせることができるレンズだから、はじめてカメラを購入する初心者にセットで売られていることもあります。
ズームレンズは、他のカメラレンズと構造が異なるため、単焦点レンズに比べて大きさ・重さともデカいのが特徴です。
ズームをしない他のレンズに比べるとボケ感のある写真を撮るには向いていないものの、さまざまのシーンに対応できる汎用性の高い万能レンズと覚えておいてください。
単焦点レンズの特徴
- 焦点距離が変えられないためズーム機能がない
- 明るい写真が撮れる
- 背景のボケ感をだせる
- 写真を撮るのが上達するレンズ
単焦点レンズとは、焦点ポイントが1つにしぼられているレンズです。
つまり、とらえたい被写体のピントが合うようにカメラ本体を持った自分が動く必要があります。
一見ズームができなくて不便に感じるかもしれませんが、撮りたい被写体の一点にしぼってを撮るので、写真の鮮明さ・明るさがピカイチで映り映えの良い写真を撮ることが可能です。
プロカメラマンのポートレート(人物)写真でよくある背景がボケた明るい感じの写真は、この単焦点レンズで撮ることがほとんどです。
マクロレンズの特徴
- 小さな被写体も大きく撮れる
- 肉眼では見えない世界を映し出せる
- 幻想的な写真を撮ることができる
- 動く被写体をとらえるのは難しい
マクロレンズを使うとこんな写真が撮れます。
雪の結晶は何となくイメージができると思います。
他のレンズでは映し出すことのできない、自分が小さくなった世界をカメラレンズにとらえることができます。
魚眼レンズの特徴
- 迫力のある写真が撮れる
- 遠近感を誇張する写真を撮れる
- 超広角なので大きな被写体でも難なくとらえられる
- 見え方がありきたりでワンパターンになりやすい
魚眼レンズの画角は、対角線魚眼(180度) or 全円周魚眼(360度)の2つあります。
写真×2
撮れる写真のどれもが同じように見えるため写真がワンパターンになりがちですが、ファインダーを覗きこむのが楽しくなるような写真が撮れたりします。
撮りたいシーンから選ぶレンズの選び方
初めて買うレンズは、どうしても購入するまでは慎重になりがちです。
「失敗したらどうしよう。。」「撮りたいものがこれだと撮れないよ!(>_<)」
・・・なんてことがないように、ここでは紹介した各レンズで撮るのに適したシーンを教えます。
ポートレート(人物)・スナップ写真をメインで撮りたいあなた
おすすめは「ズームレンズ」か「単焦点レンズ」です。
雑誌のモデル写真のほとんどは「単焦点レンズ」で、背景のボケ感を出したり被写体が映えるように撮ることができます。この”被写体が映えるように撮る”ことの撮り方の勉強に「単焦点レンズ」が適しています。
自分が動かなくて、それなりの写真を撮りたい場合は「ズームレンズ」を強くすすめます。
風景をメインで撮りたいあなた
おすすめは「ズームレンズ」か「単焦点レンズ」「魚眼レンズ」です。
少し変わった街並みなどを撮るなら「魚眼レンズ」ですが、マニアックな写真だけを撮るのが目的ではないと思うので、町に限らず、山や海辺でも距離に関係なく撮れるのが強みの「ズームレンズ」がおすすめです。
動物をメインで撮りたいあなた
おすすめは「ズームレンズ」
その理由は、被写体である動物が動くからです。
単焦点レンズで撮影すると、撮影ポイントを探って、いざシャッターボタンを押すときに動物が動き、ピントが合わない可能性があるからです。
ズームレンズであれば、焦点位置を変えられるため動く被写体を撮るのに適しています。
物(料理・花)をメインで撮りたいあなた
おすすめは「単焦点レンズ」か「マクロレンズ」
接写(被写体に近い距離)での撮影に適しているのは、「単焦点レンズ」がおすすめです。「マクロレンズ」はメインで使用ではなく、セカンドレンズで使用する例が多いです。
変わった風景を撮りたいあなた
おすすめは「マクロレンズ」か「魚眼レンズ」
ただの写真を撮るんじゃ物足りない方におすすめする2つのレンズです。初心者には勧めませんが、独特な世界観の写真を撮るのに向いているレンズなので、これもセカンドレンズとして使用するケースが多いです。
初めて買うのに相性の良いカメラレンズ
撮りたいシーンにもよりますが、特に初心者におすすめなのは「ズームレンズ」です。
これからカメラを触れる機会が増える初心者の人にとって、様々なシーンに合わせて写真を撮ることができるのが1番の理由なんですが、ほかにもズームレンズを使うことで自分がこれからこだわって撮りたいものを知れるからです。
「人物も撮りたい!」「風景も撮りたい!」「もちろん動物も撮りたい!」
と、あなたが撮ってみたいものがたくさんある場合に一番適しているのは間違いなく「ズームレンズ」です。
「でも、私は撮りたいものが人物と決まっている。」
その場合は「単焦点レンズ」をおすすめします。単焦点の場合だと被写体を撮る距離感は毎回ほぼ一緒です。背景のボケ感をいい感じに撮れるレンズは間違いなく単焦点になります。
単焦点を初めて買う人は、人物を写すのに「構図」と呼ばれるテクニックを勉強しながら撮ることもできるので、ポートレート(人物)をメインで撮ると決めている人は単焦点レンズがおすすめです。
【まとめ】Part1のおさらい
Part1では大きく分類して4つあるカメラレンズの種類について話しました。
使用用途に合わせてレンズを使い分けるのが、カメラを撮るうえでのポイントですが、いざズームレンズ・単焦点レンズを選ぶときに出てくるワードで
- 広角レンズ
- 標準レンズ
- 望遠レンズ
という単語があります。
この3種のレンズについてはPart2で図を使いながら詳しく説明しますので、このまま下のボタンを押してください。
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