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【合わないピントを合わせるコツ】一眼レフカメラのAF(オートフォーカス)を上手く使って被写体を撮る方法とは

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ピントが合っているライトの写真
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CAMERAコーディネーターのサイト運営者『かめこ』 「写真」を通して見た人の世界を広げられるようにをモットーとし、カメラの使い方などをお伝えしていきます。

今回は、AF(オートフォーカス)なのになかなか合わない一眼カメラのピント合わせを簡単に合わせるコツをご紹介します。

 

カメラのピントがなかなか合いません!

しか

あら?
ピントが合わない原因は大きくわけて2つあって、レンズが原因の場合とカメラボディが原因の場合があるよ。

かめこ

そうなんですか!?
でも何が原因か分からないです。。簡単にピントを合わせる方法ってありますか?

しか

簡単にピントを合わせる方法もあるよ!
じゃあピントが合わない原因が何かハッキリさせてから、ピントを合わせるコツを教えていくね。

かめこ

ということで今回は、カメラのピントが合わない原因と被写体に簡単にピントを合わせるコツを教えます。

 

カメラのピントを合わせるのが遅れると貴重なシャッターチャンスを逃すかもしれません。

シャッターボタンを切るのが少しズレただけで被写体がポートレート(人物)の場合、目をつぶってしまったり、画角内に余計なものも映り込む可能性があります。

もたついて撮りたい写真が撮れないことがないようにピントを合わせる簡単なコツを覚えておくといざという時スマートに撮れますよ!

 

原因はいいから、今すぐピントを合わせるコツが知りたい!

という人は下記リンクからジャンプしてくださいね。

被写体にピントを合わせる簡単なコツ

 

目次

よくある被写体のピントが合わない2つの原因

被写体にピントが合わない原因は2つ考えられます。

 

  • カメラレンズが原因のケース
  • カメラボディが原因のケース

 

まずはカメラレンズが原因でピントが合わない理由を説明していきますね。

 

カメラレンズが原因でピントが合わない2つの理由

カメラボディではなく、カメラレンズが原因でピントが合わない理由は大きくわけて2つあります。

 

  • レンズのAFモードの設定がMF(マニュアル)モードになっている
  • レンズの最短焦点距離より近い被写体にピントを合わせている

 

カメラレンズが原因でピントが合わない主な理由はこの2つです。
まずは簡単にチェックできるポイントを見ていきましょう!

かめこ

レンズのAFモードがマニュアルモード設定となっている

まずはレンズの側面についているスイッチに注目してください。

カメラレンズ側面画像

AF側にスイッチする

 

カメラレンズのスイッチが、すでにAFモードになっている場合は次に進みましょう!

 

レンズの最短焦点距離より短い距離の被写体を撮ろうとしている

レンズに記載されている最小焦点距離を確認してください。

 

画像はズームレンズです。

カメラレンズ正面の画像

この写真のズームレンズの場合、焦点距離は18 〜 55mmで18 mmが最短焦点距離となります。

 

使用しているレンズに記載がない場合やわかりづらい場合は、インターネットで下記のように調べると良いです。

「使用しているレンズ名 + 最短焦点距離」

 

ちなみに表で簡単に説明するともっと分かりやすいです。

レンズの

最短焦点距離

被写体の

最短撮影距離

レンズの焦点距離

(ズームレンズ)

被写体との距離 撮影可否
0.25 mm 25 cm以上 25 cm(固定) 35 cm OK
0.35 ~ 0.50 mm 35 cm以上 35 cm 35 cm OK
0.35 ~ 0.50 mm 35 cm以上 50 cm 35 cm NG

 

レンズの焦点距離が被写体との距離以下にならないように気を付けること!
そこを抑えておけばOKです!

かめこ

その他カメラレンズが要因でピントが合わないケース

  • AFモードにスイッチ
  • 最短焦点距離以下にピントを合わせている

 

上記2つを実施し、それでもピントが合わない場合はカメラレンズそのものが壊れている可能性があります。

カメラレンズの破損はレンズがパキッと割れている以外にも、内部的に不具合を起こしてピントが合わないことが考えられます。その場合レンズの見た目でどこが問題なのか判断が難しいです。

 

自分でいくら調整しても合わない場合の解決方法はメーカーへ修理依頼をすることです。

そもそも破損していたら直す手段は修理しかないため、早めに修理依頼をかけてしまいましょう!

 

カメラボディが原因でピントが合わない2つの理由

カメラボディが原因でピントが合わない理由は大きくわけて2つあります。

 

  • ボディ側のAF設定がMF(マニュアル)モードになっている
  • 視度設定ダイヤルの設定がおかしい

 

カメラボディが原因でピントが合わない主な理由はこの2つです。
レンズ同様にまずは簡単にチェックできるポイントを見ていきましょう!

かめこ

カメラボディの設定がMFモードとなっている

カメラレンズのスイッチをAFモードにしていても、カメラ本体であるカメラボディの設置がMFモードに設定されていることでピントが合わない場合があります。

 

カメラはCanon Kiss X7

 

カメラ設定画面のオレンジ枠が、AI FOCUSやAFとなっていることを確認します。カメラレンズ側でAF側にスイッチ設定している場合自動で設定されるカメラもあるのでささっと見ておきましょう。

 

視度設定ダイヤルの設定値がおかしい

カメラボディのファインダーの横についているダイヤルの設定値のことです。(※メーカーによってダイヤルがある場所が違います。)

 

視度設定の役割はファインダーで見える度数を設定しています。

眼鏡屋さんでレンズの度数を調整するイメージです。

かめこ

 

ダイヤルの設定値がおかしい場合、ピントは合ってるけどファインダーでのぞくとボケて見えることがあります。

ダイヤルを回すだけで簡単なのでぐるぐる回してみましょう!

 

その他カメラボディ要因のピントが合わないケース

  • カメラボディの設定がAFモードになっている
  • 視度設定値が正しい

 

上記2つが合っていて、それでもピントが合わない場合はカメラボディそのものが壊れている可能性があります。

カメラレンズ同様に、内部的に不具合を起こしている場合は見た目上で判断ができないため、メーカーに修理依頼をしてもらうことが良いです。

 

被写体にピントを合わせる簡単なコツ

ここではAF(オートフォーカス)モードで被写体にピントを合わせる簡単なコツを教えます。

 

紹介するテクニックを覚えておくだけで、シャッターを切るのが早くなり決定的な瞬間を逃すことが少なくなります。

簡単なテクニックですのでぜひ身につけてくださいね!

 

ここで紹介するのはAFの仕組みではなく、ピントを合わせるコツです。

アクティブ方式、パッシブ方式や位相差AFなどの仕組みを教えてません。仕組みについては現在解説記事の作成中のためもうしばらくお待ちください。

・AFの仕組み仕組みを紹介(更新準備中)

 

ピントを合わせる簡単なコツ1:色の境界面(境目)にピントを合わせる

AFモードでピントを合わせる簡単なコツは、色の境界面に(境目)にピントを合わせることです。

青空と雲と草原の画像

この青空の画像の場合、色境界面(青い空と白い雲)にAFの点を合わせることでピントを合わせることができます。

もちろん手前の緑と黒い岩や青い海でピントを合わせることも可能です。

 

ちなみに、AFモードでは色の差がないポイントにピントを合わせるのが難しいです。

例えば青空のみを撮ろうとしてもピントが合わない……そんな経験ありませんか?

 

AFモードで簡単にピントを合わせるには、色と色の境目にピントを合わせるとすばやく被写体にピントを合わせることができるため覚えておいてくださいね!

 

なかなか空を撮るときにピントが合わなかったのはこれが原因だったんですね!

しか

カメラを持ちたての人にはぜひ知ってもらいたいコツです!

かめこ

ピントを合わせる簡単なコツ2:F値(絞り値)を上げ下げする

2つ目のピントを合わせる簡単なコツは、F値(絞り値)を上げ下げすることです。

 

F値は下げるほど被写体前後にボケ感ができ、被写体をくっきりと映し出すことができます。

つまりピントがなかなか合わない場合は、F値を下げるのではなく逆にF値を上げることで被写体にピントが合いやすくなります。

※F値の話を詳しくするとこの記事では収まらなくなるので、詳しい話は別の記事でします。

 

ただ、F値を上げ過ぎても映し出す写真にメリハリがなくなるので、はじめにF値を上げて被写体にピントを合わせることに慣れてきたらF値を下げて写真にボケ感を出し映える写真を撮っていきましょう!

 

ピントを合わせる簡単なコツ3:被写体より前に自分の手を撮ってみる

最後に紹介するピントを合わせる簡単なコツは、被写体を撮影する前に自分の手を撮ってみることです。

 

なぜ? と思うかもしれませんが、これは多くのカメラマンが実践していることでもあります。

 

自分の手を撮ることのメリット

  • ピントが合うかを簡単に確認できる
  • 写真の明るさを確認することができる
  • カメラに不具合がある場合、気付くのが早くなる

 

このようにメリットしかありません。

自分の手を撮って確認するので時間がかからないのもメリットの1つなのでぜひ実践してもらいたいコツです!

 

なるほど、たしかにこの方法を実践すると時間が短く済むし、写真の明るさ確認も同時にできるからシャッタースピードとISO感度の調整も早くできる気がします!

しか

いざシャッターを切ってみると真っ暗だったり、真っ白だったりすることがなくなるので慣れるまでは試してみてくださいね。

かめこ

【まとめ】被写体にピントを合わせる簡単なコツ

被写体にピントを合わせる簡単なコツを紹介しました。

 

  • AFのポイントを色境界面(境目)に合わせること
  • F値を上げてピントを合わせる幅を広げる
  • 自分の手を撮ってピントが合うか確認する

 

被写体のピントを合わせることに慣れるまでは紹介したコツを実践すると簡単にピントを合わせることができます。

特に自分の手を撮ってピントが合うかどうかを確認することは、ピントを合わせる以外にも明るさの確認、カメラボディやカメラレンズの故障にいち早く気付くことができます!

 

どうしてもピントが合わない場合は、カメラ本体のボディ、もしくはレンズが原因で不具合が起きているかもしれません。

この記事に書いてますが、使用しているものに不具合がないか下のリンクからジャンプして確認してみてくださいね。

よくある被写体のピントが合わない2つの原因

 

それでは最後までみていただきありがとうございました!

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CAMERAコーディネーターのサイト運営者『かめこ』 「写真」を通して見た人の世界を広げられるようにをモットーとし、カメラの使い方などをお伝えしていきます。

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